桜を追って
東京で桜の見ごろに体調を崩し、まとまった桜を見る事が出来ず拗ねていたところ
群馬の牛臥山の桜が見頃だという情報を得た。
調べてみると、車なら関越道で片道1.5時間の距離
少し天気は下り坂だが、これを逃したら来年桜を見られるかどうか・・・。
即断即決の尻軽男は、早朝5時に飛び起きると、6時には既にアクセルを車床まで踏み込み一路高崎へ!
東京を離れるにつれ天気は回復。
早朝なので人気は無いし、この分ならば絶好の花見日和。(^^♪
一度の休憩も挟まず、マッハで移動したため7時過ぎには吉井ICに到着
目指す牛臥山自然公園はICから目視できる至近距離に在った。
標高491mという牛臥山は、平地に牛が座り込んだような形状の一つ山で、天然の要衝として万葉集にも謳われた古戦場でもある。
極端に狭く急峻な山道を恐る恐る走る事10分で頂にある駐車場に到着。
誰もいない山頂で、そよ風に花びら舞う桜の醍醐味を満喫
天守閣風の展望台からの眺望は上州をぐるり360度見渡すことが出来、いや絶景哉、絶景哉!
今日の幸せ
いい景色を見た後は至福のランチを探さねば。
ランチタイム迄は未だ3時間もあるのだ。余裕余裕!
目当ての蕎麦屋候補を慎重に検索の結果、本日のランチは高崎の名店「凡味 そばきり」に決定
牛臥山の在る吉井町から高崎「そばきり」までは40分の道のり。
どんなにチンタラ走っても9時過ぎには着いてしまう。"(-""-)"
お店の専用駐車場で待つこと2時間。
我ながら、この食へ向かう姿勢・・・と言うか執念は立派としか言いようがない。
お店の外観は庭木に囲まれた粋な数寄屋造で風情がある。
11時を回った頃から何台かの車が駐車場に入ってきた為、急いで待機場所を店舗前の待合席に移動。
11時30分「そばきり」開店のお時間です。
素敵な店員さんに案内され、2畳ほどの茶室風の個室に通された。
本日の注文は
・ホタテと大葉のかき揚げ&えび天2本
・だし巻き卵
・辛み大根蕎麦
食レポではないので、お味についての詳細は割愛させて頂くが、★★★★は伊達ではなかった。
「そばきり」は接客、お味、お値段、お店の雰囲気と三拍子も四拍子も揃った名店でした。
メインの蕎麦は限りなく細く繊細。
そばとつゆの返しの芳香が喉から鼻に抜けていくときに、手抜きの無い職人の技を感じる。
この一食の為、ここまで来て良かった。
今日はそんな幸せを感じるお蕎麦屋さんでした。💛
ありがとう。