劣化の考察
「劣化」が止まらない
まさに大崩落である。
また訳の分からない事を言い出したと訝(いぶか)る諸兄の前に、間もなく「猛烈劣化」の正体が明かされる。
長きにわたり日本の行政を支えてきた、優秀な公務員諸氏であるが、ここに来て「King Of 公務員」とも言える「キャリア官僚」の劣化が止まらないのである。
本日、事もあろうに立法府の総本山である「国会議事堂」内の女性用トイレで「盗撮」に及んだ容疑により、20歳代の経済産業省官僚が逮捕された。
国会議事堂でねぇ・・?(´Д`)
世の中には色々な趣味人がいるものだと半ば感心していた矢先に、今度は「家賃支援給付金」不正受給の詐欺容疑で、これまた20歳代のキャリア官僚2名が逮捕されたのだ。
家賃支援金と言えば、コロナ経済対策として「経済産業省が主管」していた制度のはず。
まさに「仁義なき戦い」・・・開いた口が塞がらないとはこのことである。
この経済産業省の見事なワンツウ・フィニッシュにより、国民は完全にノックアウトされてしまった。
しかし、いくら強烈なパンチとは言え、我々はここで「記憶」を飛ばしている場合ではないのだ。
シッカリと目を見開き、更なる「巨悪」を追い詰めねばならない。
ここで膝を打ち、「おお、あいつの事か・・・」と大きくうなずいたそこのあなた、かなりの「政治通」と見ましたが如何でしょうか?
その小柄な巨悪は「King Of 省庁」である財務省「理財局」に居た。
「公文書」は公務員たる者の「存在の証」である。
公務員が職務上作成した文書は、国の歴史、行政の履歴である。
その国家・国民の財産が「特定の人間への利益誘導」の為に「改ざん」され「廃棄」されていたという事実は極めて重い。
しかも、この理財局長は処罰されるどころか、部下への公文書改ざん及び廃棄「命令」のご褒美に「国税庁長官」という一生食うに困らないポジションを与えられた事は、まだ諸兄の記憶に新しい事と思う。
ご丁寧にもこの御仁、新国税庁長官として「日本税理士会」の新年賀詞交換会に登壇し、「エビデンスの保管が最も大切、しっかり国民を指導して欲しいんだよねぇ~」と大演説をうったというから恐れ入る。( ゚Д゚)/
当世の芸人でもこんなジョークは言えまい。
もぉ~、笑ってしまうが、泣きたい気分ですわ!
往時の行政府首相様ァ~!
「マリオ」の衣装を恥ずかしがるより、ここまで国を貶めた事を恥じなさ~い。(´Д`)
今日の幸せ
上にへつらい、下には強面(こわもて)
どうして、世界に冠たる行政能力を誇った我が国の官僚たちが、ここまで劣化してしまったのだろうか・・・謎は深まる一方である。
こんな時はジャージに着替え「何でだろう~、何でだろう~」と踊ってみようかしらん。
いまや私利私欲にまみれた人たちにも、「青雲の志」を抱いた日々が有っただろうに・・・。
雲は湧き 光あふれて
天高く 純白の球 今日ぞ飛ぶ
若人よ いざ
まなじりは 歓呼に答え
潔し 微笑む希望
ああ 栄冠は 君に輝く ♬
ご存知、夏季甲子園大会の行進曲「栄冠は君に輝く」の歌詞である
溌溂と、ひた向きに白球を追う球児の姿が目に浮かび、何とも清々しい気分になる。
若者は良い。(#^^#)
誰におもねる事も、へつらうことも無い。
いま居る環境や境遇を嘆き、可能性に蓋をすることは無い。
先は長い。
今からでも、自分の意志で何者にでも成れるんだ。
小さな陣地で良い。
若者が、ひたすらに白球を追う球児のように生きる事が、劣化したこの国をもう一度輝かせる「鍵」になるように思う。
「最澄」は言った。
『一隅を照らす、即ちこれ国宝なり』と💛
「この国に生まれて本当に幸せだった」と言い切れる、そんな未来を君たちに託したい。
ヨロシク、そして、ありがとう。